【オフィシャルレポート】10月1日(木)公開前夜舞台挨拶 実施!|映画『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』
全国公開を前夜に控えた10月1日(木)、『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』公開前夜舞台挨拶を実施いたしました!
主演の川口春奈をはじめ、高杉真宙、松本穂香、中島瑠菜、デビット伊東、小林聡美、山戸結希監督の
豪華キャスト・監督陣が登壇。
撮影から約1年を経てついに全国公開を迎える今の率直な想いや撮影時の覚悟を語ったほか、原作者・遠藤和さんの夫である将一さんから寄せられたサプライズメッセージが代読されると、キャスト陣が胸を打たれる場面もあるなど、大きな感動に包まれたイベントとなりました。
遠藤将一さんからのサプライズの手紙に感無量。
豪華キャスト・監督陣7名が映画公開前日に万感の想いを語る!
▼オフィシャルレポート
全国公開を翌日に控えた10月1日(木)、ユナイテッド・シネマ豊洲にて映画『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』の<公開前夜舞台挨拶>が開催された。
満員の観客が見守る中、川口春奈、高杉真宙、松本穂香、中島瑠菜、デビット伊東、小林聡美、山戸結希監督が登場。大きな拍手に包まれながら登壇者がステージ上に並び、イベントがスタート。

トークセッションでは、撮影時の覚悟や作品にかけるそれぞれの想い、そして“家族”としての温かな撮影エピソードについて深く語られた。
撮影から約1年を経て明日公開を迎える心境について川口は、「素直にただただ嬉しくありがたい気持ちでいっぱいです。『もう1年経ったのか、まだ1年しか経っていないのか』と言葉にするのが難しい感覚です」と感無量の様子。撮影時の孤独や葛藤を振り返りつつ、「彼女の生き様や強さをどうやったら届けられるんだろうと模索する時間でした。誰かの希望や光にきっとなると思うので、ぜひ受け取ってほしいです」と呼びかけた。

そんな川口の姿を一番近くで見守っていた高杉は、「今回の作品は生半可な覚悟では成し得なかったことだと感じています。それは川口さんご自身からも強く伝わってきました。そんな川口さんが演じる和さんだからこそ、僕らキャストやスタッフも素敵な作品を作り上げようと前に進むことができました。本当に川口さんあってこそだと思っています」とコメント。

また松本は、演じるにあたり事前に和さんの手記を読んだ際、「ずっとお姉ちゃんを中心に生きていらっしゃったんだなと感じました。なので、葛藤も含めてとにかく“お姉ちゃん第一”の気持ちで向き合うことを大切に撮影に臨んでいました」と、役作りで大事にしていた姿勢を明かした。
さらに話題が撮影現場での“櫛引家”の絆や印象的なエピソードに及ぶと、団地でのロケーションや仲睦まじい三姉妹の撮影風景が振り返られた。撮影序盤に父役の伊東から「(松本と)顔が似てきた」と言われていた件に触れられた中島が「似てないですよ!」と恐縮すると、伊東が「似てるよ!どんどん似てきてる」と即座に突っ込んで場内を和ませる場面も。三姉妹でのシーンについて川口が「すごく味のある団地で、本当に仲良く暮らしてきたんだなと一瞬で感じられるロケーションでした」と話すと、松本も「本当に毎朝こんなやり取りをしているんだろうなと感じられるシーンで、違和感なく入れたのが幸せでした。めちゃくちゃ暑かったですけど(笑)」と笑顔で振り返った。
また、末っ子役の中島が「大好きなお二人(川口・松本)と一緒に撮影した、団地の前や洗面所でのシーンが本当に宝物で。『本当にありがとうございます』という気持ちでした」と溢れる想いに感極まり涙ぐむと、すかさず伊東がポケットからハンカチを差し出すなど、劇中さながらの温かな空気感で会場を包み込んだ。

家族に囲まれて過ごした撮影時間を振り返った伊東は、「台本には描かれていない温かい空間がこの現場にあって。特に三姉妹とママ、まあ高杉さんは置いておいて(笑)、この空間がいつまでも続けばいいなという思いで現場にいました」「この家族と会えたことで、どうにか皆さんの前に立つことができた。心から感謝を伝えたいです」と思わず目頭を熱くさせる一幕も。
前半は娘を奪う存在として高杉を「誘拐犯だと思ってた(笑)」とお茶目に明かす伊東に、高杉が「(後半は)家族になりましたから!」と笑顔で返すなど、キャスト陣の本物の家族のような強い絆を見せた。作中の母親像をどのように作り上げていったかを尋ねられた小林も、「表面的なものではなく、黙していても落ち着いた深い絆で結ばれている家族だなと資料を拝見して思っていて。皆さん同じ気持ちで集まっていたので、自然とそれぞれの役割が構成できていました」と語った。

映画化にあたり最もこだわった点や演出のポイントについて質問された山戸監督は、「それぞれの命が輝いているような作品を目指していました。偶然を必然に変えていけるように、最後の必然は観客のお一人お一人が映画を見つけてくださるということです。たった一人の和さんからのバトンが、たった一人のあなたへと贈られることを祈っています」と熱い言葉を紡いだ。

そして、先行試写会以降に周囲から寄せられた反響や印象に残っている声について話が及ぶと、川口は「『誰かの幸せを願ったり、家族を想う時間が増えました』『人を想う美しさや尊さが伝わってきた』というお声をたくさん見させていただきました。そのきっかけになってくれるだけでも意味があることだと思います」と明かした。
高杉も「届けたい想いがすごく届いているのかなと感じています」と手応えを語り、小林は「普段連絡のない友達から『職場の人が予告編を見て観に行きたいと言っていた』と聞いて、しっかり準備ができている実感がありました」と述懐。伊東も「妻が『愛が伝達できれば一番いいね』とタオルを持ちながら(本作を)観ていました」と笑顔を見せた。
イベント終盤では、脚本監修も務めた和さんの夫・遠藤将一さんからのサプライズ手紙がMCより代読された。手紙の中では「川口春奈さん。松本さん、中島さんの3人の空気感はびっくりするほど櫛引姉妹でした」「病院のシーンだけはかっこいい高杉さんに目を奪われず、あのときの僕らが見えました。」「がんと判ってからの3年間も僕らは精一杯生きました。後悔はしていません。」「大切な人との時間、一日一日は、いつまでも当たり前が約束されているものじゃありません。だからこそ、自分の気持ちに正直に過ごしてもらえたら。」と切実な想いが綴られていた。
将一さんからの温かい感謝と愛の手紙を受け取った今の心境を尋ねられた川口は、「将一さんやご家族の皆さんが5年以上にわたって歩んでこられた中には本当にたくさんの出来事や想いがあったはずで、それを私たちに託してくださったことに心から感謝しています。とにかく一人でも多くの方に届いてほしいという気持ちでいっぱいです」と万感を込めて語った。同じく手紙を受けた高杉も、「僕らは演じるお仕事なので(将一さんの当時の心情を)想像するしかなかったですが、その想像の中で僕らが必死に生きた想いが、将一さんたちと心の中で通じ合っていたのかなと思うと、演じた意味があったと感じます」と、作品や役柄と真摯に向き合い続けた日々を噛み締めるように思いを明かした。

最後に、全国の公開を待つファンへ向けて代表メッセージを求められると、高杉は「年齢を重ねていくにつれて、どんなことにも出会いと別れがあるんだなと強く感じる瞬間があります。そうした世界だからこそ、すごく尊くて幸せな瞬間があり、同時に力強く生きていくためにさまざまな想いが必要なんだと感じています。本当に観ていただいた方に『あなたがこの世界にいることは、すごく素晴らしいことなんだ』というメッセージを届けたいですし、一人でも多くの方へ届くことを願っています」と、作品に込めた想いを熱く語りかけた。
川口は「この作品に出会えたこと、山戸監督に出会えたこと、そして(夫の)将一さんやご家族、和さんに出会えてこの作品に携われたこと、そのすべてが奇跡のようだと思っていますし、心から感謝しています」と感無量の面持ちで挨拶。「より多くの方、一人でも多くの方に和さんの人生や覚悟を劇場で見届けて届いてほしいですし、それはきっと観てくださる誰かの希望になると信じています。この映画を通して大切な方のことを思い、自分自身と対話して向き合っていただけるような、そんな作品になっていれば嬉しく思います」と力を込めて呼びかけ、会場全体から鳴り止まない盛大な拍手と温かな感動に包まれる中、舞台挨拶は幕を閉じた。
映画『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』作品情報
STORY
青森で暮らす遠藤和(川口春奈)と将一(高杉真宙)。
時にぶつかり、時に笑い合う日常の中で、
和の心には「一分一秒、一緒にいたい」「この人と生きていきたい」
という愛おしい未来への願いがふくらんでいた。
そんな矢先、和を襲ったステージⅣのがん。
残された時間は限られていた。
それでも将一は「一生大切にする」と彼女の手を強く握り続ける。
愛する人と過ごす日々が増えるほど、二人で叶えたい未来があった。
結婚したい。家族になりたい。
そして、私たちの子どもに会いたい――。
治療を止めるという命がけの選択の先に、出会えた新しい命。
余命は数週間。それでも和は「今が一番、幸せ」だった。
作品情報
原作:遠藤和「ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記」(小学館刊)
監督:山戸結希 脚本:樋口幸之助/山戸結希 藤野眞功
音楽:Vampillia 主題歌:Vaundy「しわあわせ」(SDR)
配給:東映
©遠藤和/小学館 ©2026「ママがもうこの世界にいなくても」製作委員会


